豪華な衣装に華やかな舞台セット、世界で唯一女性のみで構成された歌劇団、それが
「宝塚歌劇団」です。
今回は、そんな宝塚歌劇団の歴代最高といわれるトップスター、組の違いについてなどを分かりやすくまとめました。
- 歴代最高のトップスターって誰?
- それぞれの組の違いって?
はたして、宝塚歌劇団とはどのような仕組みで成り立っているのでしょうか。
宝塚の話題満載でお送りします!
目次
宝塚歌劇団の組は5つ!組の違いや序列、ランクはある?
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宝塚歌劇団と一言でいっても、実はその内部は5つに分かれていまして、
「花・月・雪・星・宙」の5組体制で行われています。
公演は組ごとに行われ、他組同士が交わることは決してありません。(特別公演などは別)
しかし、組が分かれていると言っても、あくまでも「宝塚はひとつ」!
そこに序列やランクなどといった壁はありません。
当然、組の違いとして各組それぞれの「色」というものはありますが、それは競争対象ではなく、ただの特徴。
宝塚歌劇団の5組は、競うことなくそんな組の違いを生かしながらファンを楽しませてくれているのです。
さて、そんな5組ですが、それぞれ組には組の顔ともいえる男役トップスター、また、その相手役を務めるトップ娘役という立場の方たちがいるのをご存知でしょうか。
それぞれの組の違いはこのトップスターが作るもの…といっても過言ではないぐらい大切な存在、それがトップスター。
組の違いとともに、それぞれの組のトップスターをご紹介します。
組の違いにもいろいろあるんですよ。
宝塚歌劇団・花組の特徴とトップスター
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<特 徴>
- 組カラー:赤・ピンク
創業当初の宝塚歌劇団は、あくまでも1つ歌劇団でしたが、途中(1921年)から細分化され、まずは2組が誕生しました。
そのうちの1つがこの花組で、最も歴史の古い組となります。
そんな花組の特徴は華やかさ。
その舞台は豪華絢爛そのものでため息が出るほどです。
いってみれば、5組の中で1番「宝塚っぽい」…そんな組なのかもしれません。
花組は、「男役スターの宝庫」とも呼ばれており、理由があるのかないのか、スターが育つ組としても有名です。
<トップスター>
- トップスター:柚香 光(ゆずか れい)
- トップ娘役 :華 優希(はな ゆき)
柚香さんは、特徴ある顔立ちとスタイルのよさで女性をメロメロにしているトップスターです。
ダンスが得意で、長い手足をフルに活用して踊る姿は圧巻もの。
英国ブランド「JOSEPH(ジョセフ)」のアンバサダーも務めているんですよ。
柚香さんと華さんは、若さ溢れる元気なトップコンビです。
宝塚歌劇団・月組の特徴とトップスター
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<特 徴>
- 組カラー:黄色
花組と共に誕生した組で、最も歴史の古い組の1つです。
「芝居の月組」とも呼ばれ、5組の中では海外ミュージカルを多く公演。
最近では、海外ミュージカル「I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-」が公演されました。
時代によって雰囲気も変わりますが、現在の月組は、比較的落ち着いた雰囲気を持つ組です。
<トップスター>
- トップスター:珠城 りょう(たまき りょう)
- トップ娘役 :美園 さくら(みその さくら)
両者ともに2021年2月14日をもって退団予定のトップですが、コロナ感染拡大の影響で退団日を変更しています。
珠城さんは、「まだまだトップになるには早い(早すぎる)」…そんな時期に大抜擢されたトップスター。
落ち着いた雰囲気が特徴ではあるものの、そこを「地味」ととるか、「安定」ととるかはファンそれぞれのようです。
以前はよくダイキンのCMに出演されていました。
美園さんとのコンビは、他組とは違いどこか先輩後輩感のある雰囲気があります。
宝塚歌劇団・雪組の特徴とトップスター
<特 徴>
- 組カラー:緑
花組・月組の次にできた組。
「日本物の雪組」といわれていて、他組に比べて日本物(時代劇)の公演が多い傾向にあります。
そのせいかなのか、雪組生は、立ち回り含め日本物の所作なども得意としているとかしていないとか…。
袴をはく機会も多いため、雪組生は全員、自分の袴を持っているとかいないとか…。
ちょっと噂部分が多い特徴となってしまいましたが、雪組とはこのような特徴を持っています。
<トップスター>
- トップスター:望海 風斗(のぞみ ふうと)
- トップ娘役 :真彩 希帆(まあや きほ)
両者ともに2020年10月11日をもって退団予定のトップですが、コロナ感染拡大の影響で退団日を変更しています。
望海さんは低音が響く素敵な声の持ち主で、宝塚歌劇団の中でも歌の上手いことで有名です。
また、どんな役をもこなす芝居力も持ち合わせているという強者。
最近では、ananなどの表紙なども務めました。
相手役の真彩さんも歌がとっても上手。
雪組トップコンビは歌ウマコンビとして美しい歌声を奏でてくれています。
宝塚歌劇団・星組の特徴とトップスター
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<特徴>
- 組カラー:青・水色
雪組の次にできた組。
元気でヤンチャなイメージが強く、5組の中で一番「体育会系」な面を持っているといわれています。
以前は、スタイリッシュな生徒が多かったということで「コスチュームプレイの星組」といわれていたそうですが、最近は少し様子が変わってきたとか。
<トップスター>
- トップスター:礼 真琴(れい まこと)
- トップ娘役 :舞空 瞳(まいそら ひとみ)
礼さんは、歌もダンスも芝居も何でもこなせちゃうトップスターです。
男役にしては可愛い顔立ちのため、トップ就任前などは娘役として舞台に華を添えた経験も。
望海さんとはまた違った歌の上手さを持っています。
星組の2人も、花組トップ同様若さ溢れるトップコンビ。
2人のダンスシーンは非常に見ごたえをあるものとなっています。
宝塚歌劇団・宙組の特徴とトップスター
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<特 徴>
- 組カラー:紫
最も新しくできたのがこの宙組。
男役・娘役ともに長身な生徒が多いのが特徴で、どのような衣装を着てもかっこよく着こなします。
一番若い組…だからなのか、他組と比べると比較的自由そうな印象。
<トップスター>
- トップスター:真風 涼帆(まかぜ すずほ)
- トップ娘役 :星風 まどか(ほしかぜ まどか)
真風さんは、175cmと高身長でスタイリッシュなイケメン男役です。
歌・ダンス・芝居などは、どちらかというと普通…なのですが、そのビジュアルにファンはもうメロメロ。
男というよりも、「漢」といった感じでファンを虜にしています。
こちらは13cmの身長差があるコンビで、それが「萌える」とファンの中で好評です。
ちなみに、宝塚歌劇団には、上記5組の他に「専科」と呼ばれるグループもあります。
この専科に所属する方々は、どの組にも属さない言わばスペシャリストの集団。
各組の公演に助っとのような形で出演します。
宝塚歌劇団の歴代トップスターをご紹介!!
5組体制となった1998年からの歴代トップスターをご紹介します。
※あくまでも一覧です。引退年などは関係なく記載してあります。
花組 | 月組 | 雪組 | 星組 | 宙組 |
真矢みき | 真琴つばさ | 轟悠 | 麻路さき | 姿月あさと |
愛華みれ | 紫吹淳 | 絵麻緒ゆう | 稔幸 | 和央ようか |
匠ひびき | 彩輝直 | 朝海ひかる | 香寿たつき | 貴城けい |
春野寿美礼 | 瀬奈じゅん | 水夏希 | 湖月わたる | 大和悠河 |
真飛聖 | 霧矢大夢 | 音月桂 | 安蘭けい | 大空祐飛 |
蘭寿とむ | 龍真咲 | 荘一帆 | 柚希礼音 | 凰稀かなめ |
明日海りお | 珠城りょう | 早霧せいな | 北翔海莉 | 朝夏まなと |
柚香光 | 望海風斗 | 紅ゆずる | 真風涼帆 | |
礼真琴 |
トップスター:歴代最高トップは誰?
2019年に105周年を迎えた宝塚歌劇には、数多くのトップスターが存在します。
その中で誰が歴代最高トップなのか…実は、その問いに答えはありません。
もちろん、ゴールデンコンビ(宝塚の歴史に残るような人気のコンビ)として名を馳せていた方々もいました。
<ゴールデンコンビといわれるトップコンビ>
- 大地真央×黒木瞳 コンビ
- 麻実れい欠ける遥くらら
- 和央ようか×花總まり
- 柚希礼音×夢咲ねね
ただ、基本的にファンの心の中にはそれぞれの「歴代最高」がいるので、他人がいう歴代最高が必ずしもその人の歴代最高とはならないのです。
歴代トップそれぞれに個性があり、どのような部分にどうハマるかはその人次第。
宝塚歌劇団の歴代最高トップとは、「公にこのトップが一番」と決めつけるものではなく、「私の中の歴代トップはこの人」として1人1人の心の中に留めておくものなのです。
まとめ
今回は、宝塚歌劇団のトップスター歴代最高、組の違いなど分かりやすくまとめました。
宝塚歌劇団のトップスター歴代最高については、ファン1人1人の心の中に留めておくものとしてご紹介しています。
組の違いは、「花・月・雪・星・宙」の各組トップスターの紹介と共に、特徴として上記にてご紹介しました。
宝塚歌劇団は2019年で105周年を迎え、ますますの繁栄が期待されています。
興味がある方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。