2019年7月、新海誠監督作品「天気の子」が公開されました。
今回はそんな天気の子のネタバレと感想をお送りします。
四葉が出ているって本当?
四葉以外のメンバーもいるって聞いたけど!!
そんなネタバレ情報も感想と共にお届けします。
2016年に公開され大きな話題となったあの名作「君の名は。」から3年。
今回の天気の子にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。
そして、それを観たあなたは何を感じるのでしょうか。
目次
【天気の子】四葉登場シーンをネタバレ!セーラー服ツインテール?
「君の名は。」に出ていた四葉を覚えていますか?
三葉の妹で、しっかりものの小学生。
家業の神社を手伝う良い子でした。
「君の名は。」の本編では小学生でしたが、物語終盤では高校生となった姿が映し出されていましたね。
ワンカットだけでしたが、そんな四葉の女子高生姿に「大きくなったなぁ。」と感動された方も多かったのではないでしょうか。
そんな四葉が「天気の子」に登場します。
ネタバレになってしまいますが…お教えしましょう。
それは、物語終盤。
陽菜が消えて人柱となったことで雨がやみ空が晴れ渡っていくシーン。
久しぶりの青い空に喜ぶ人々の中に三人組のセーラー服の女子高生が登場します。
その中にいる一番手前のツインテールの子が四葉です。
ただ、このシーン一瞬なんですよね。
ホントに一瞬だけ!
意識していても見逃してしまう可能性大…それぐらいの一瞬さです。
だから、映画を観に行く人は見逃さないように気をつてくださいね。
【天気の子】テッシーとサヤちん登場シーンは?
四葉といえば、その友人のテッシー(勅使河原克彦)とサヤちん(名取早耶香)を忘れてはいけません。
この2人は、恋人として「天気の子」に登場します。
感想は人それぞれですが、おそらく、四葉に比べたら見つけやすいかと…。
こちらもネタバレとしてご紹介。
テッシーとサヤちんが登場するシーンはフリーマーケット会場です。
「お天気お届サービス」を始めた陽菜・帆高・凪の3人の初の仕事先はフリーマーケット会場でした。
お台場らしきその会場には、観覧車もあるのですが…。
そう、そこ!
その観覧車の中にテッシーとサヤちんがいるのです。
よ~く、見てみてくださいね。
四葉よりは見つけやすいですが、それでも意識しないと見逃しちゃうぐらいのさりげなさで登場します。
【天気の子】あらすじネタバレ!
以下、天気の子のあらすじです。
最後までネタバレとなっていますので、知りたくない方はご注意ください。
場所は病院。
ベッドで眠る母らしき人物の傍に一人の少女が寄り添います。
ふと窓の外を見る少女。
そこには雨雲の隙間からさした一筋の光が見えました。
誘われるかのように少女はその光のさす方向へと向かいます。
少女が辿り着いたのは、とある廃ビルの屋上。
そこにある小さな祠の鳥居をくぐった瞬間、少女は見たこともないような不思議な空間を目にします。
一方、森嶋帆高(16歳、高校生)は住み慣れた離島を離れただいま家出の真っ最中。
東京へ向かうフェリーに乗り込み、そこで一人の男と出会います。
男の名は「須賀圭介」といい、「何かあったら自分を訪ねてこい」と言い残し去っていくのでした。
ほどなくして帆高は東京に到着。
東京は異常気象で、来る日も来る日も雨が降り続いています。
到着後、帆高はバイトを探そうと奔走。
しかし、身分証明書がないこともあり、バイトが決まらないばかりか住むところさえ見つかりません。
とあるビルの軒下で一夜を過ごした帆高は、そのとき偶然紙袋に包まれた拳銃を発見します。
驚きはしたものの、まさか本物ではないだろうと思った帆高。
その拳銃を自分のカバンの中に入れてしまうのでした。
その後もバイトが見つからない帆高は、毎夜ファーストフード店で過ごすようになります。
そこで出会った一人の少女。
毎夜訪れる帆高に店に内緒でハンバーガーをそっと手渡してくれたのでした。
陽菜の厚意に後押しされた穂高はフェリーで出会った男、須賀に連絡します。
そして、フリーライターの須賀・アシスタントの夏美の元で働けることになったのでした。
そんなある日、偶然穂高は怪しげな男たちに囲まれているハンバーガーをくれたあの少女を目にします。
少女を助け出した帆高。
しかし、ほどなくして男たちに捕まってしまうのでした。
そんなとき思い出したかのようにカバンから取り出したのが、あの時拾った拳銃。
玩具だと思ってはいたものの引き金をひいたら…本物だったのです。
轟く拳銃音に放心状態の男たち。
帆高と少女は、隙を付いて逃げ出しあの廃ビルへとたどり着きます。
少女は陽菜と名乗り、うつむく穂高を屋上へと連れ出します。
祠の前に立った陽菜が言います…。
「ねぇ、今から晴れるよ」
すると、空にあった分厚い雨雲は瞬く間になくなり、澄み渡るような青い空が広がったのでした。
少女の正体は「晴れ女」。
祈ることでつかの間の晴れを呼ぶことができるという不思議な力を持つ少女だったのです。
このことで穂高はあるビジネスを思い付きます。
それは、ネットで依頼を募り晴れを届ける「お天気お届サービス」。
はじめこそ乗り気でない陽菜でしたが、生活のためと決心。
帆高・陽菜・凪(陽菜の弟)の3人で「お天気お届サービス」を始めるのでした。
仕事は順調でしたが、あるときテレビに映ってしまい依頼が殺到するようになってしまします。
そのため、既に受けている仕事はこなすこととし、しばらく休業を決意。
その後、帆高は依頼先の老婦人「富美」の家に行き、そこで孫の瀧と話すうちに陽菜の誕生日が近いことに気付きます。
アクセサリーショップへ向かう穂高。
陽菜への誕生日プレゼントを買うためでした。
プレゼントを購入したはいいが不安げな帆高。
「こんなに悩んで選んでくれたプレゼントなら嬉しいはず」とショップの店員に言われ、仕事の最終日に渡そうと決意します。
同じ頃、須賀と夏美は神社に取材へ。
そこで、天気を治療するという「天気の巫女」の話を聞くこととなります。
そして、帆高・陽菜・凪のビジネスの最終日…。
驚いたことに、最後の仕事は須賀の依頼したものでした。
須賀の依頼は、
「萌花(須賀の娘)のために公園を晴れにしてほしい」というもの。
そのひと時を「穂高・陽菜・凪・須賀・萌花・夏美」で楽しく過ごします。
その後、須賀達と食事をして帰るという凪を残し、穂高は陽菜と帰路につきます。
陽菜と二人きりになった穂高。
誕生日プレゼントを渡そうとしたそのとき、突如突風が吹き、目の前にいた陽菜がいなくなってしまいました。
慌てる帆高の耳にどこからか叫ぶ陽菜の声が聞こえてきます。
見ると、それは空の上。
雨の雫が陽菜の周りをぐるぐる巡るという異様な光景を穂高は目にします。
ほどなくして地上に降り立った陽菜。
驚く穂高に陽菜は、晴れ女になったいきさつを語り始めます。
それは、陽菜の母が亡くなる少し前のある日の出来事。
あの廃ビルの屋上の祠に光がさしているのを見たといいます。
その祠で「もう一度、母と晴天の下を歩けるように」と願ったときから晴れをもたらす力が宿ったのだと…。
その後、陽菜の部屋へ行った穂高。
シャワーを浴びていると、そこに穂高を探す警察がやってきます。
「帆高はいない」という陽菜に、警察がこう言いました。
「陽菜を助けようとした際に発砲した拳銃が街頭カメラに写っており、銃器不当所持の嫌疑がかけられている」と。
また、「陽菜と凪は児童相談所が保護しに来る(母親の死後、未成年2人で暮らしていたため)」とも言い、去っていきました。
そこに食事を終え、凪を連れてきた須賀から連絡が入ります。
凪を家へ帰し、帆高が須賀と二人きりになると、須賀は「離島に帰れ」「自分には帆高誘拐の嫌疑がかけられている。だから、二度と自分の元に来るな」言い、去っていきました。
その頃、陽菜と凪は児童相談所から逃げるため2人で家を出ようと決意。
児童相談所に保護されると姉弟ばらばらにされると思ったからでした。
帆高も賛同。
一緒に東京を出る決意をします。
しかし、東京は相変わらずの異常気象でずっと雨。
交通網は麻痺し、何処にも行けない状況でした。
困った3人はとりあえずホテルで休むことにします。
日付が変わる頃、帆高は陽菜にプレゼントを渡します。
すると、喜びながら陽菜が不意に話し出しました。
自分は人柱だということ。
そして、自分が人柱となることで今の異常気象を止めることができるのだということ。
そして、このことは夏美から聞いたのだということを…。
信じられない帆高。
しかし、翌朝目を覚ますと陽菜はいなくなっていたのでした。
慌てて探すも見つからず、そうこうしているうちに穂高は警察に捕まってしまいます。
連行される帆高の目に映ったのは晴れ渡った空。
そう、それは陽菜が人柱となったことを意味していました。
帆高は警察から逃げ、陽菜を助けるためにあの廃ビルの祠へと向かいます。
途中、警察に捕まりそうになりながらも、ようやくたどりついた廃ビル。
しかし、そこで待っていたのは須賀でした。
警察の元に戻らせようとする須賀。
そして、追いつく警察。
帆高がもうだめか…というところを助けたのが、今まで行く手を阻んでいた須賀と駆け付けた凪。
須賀は帆高と話すうちに帆高の心に宿る熱い想いに感化されての行動でした。
ようやく辿り着いた屋上の祠。
そこで強く祈ると穂高の意識は遥か上空へ。
そこで陽菜と再会します。
そして、2人で地上へ…。
しかし、2人が戻ると今まで晴れていた空からはまた雨が降り始めるのでした。
三年後…。
陽菜が地上に戻ってから東京はずっと雨。
三年間降り続けた雨で、東京のほとんどは水没してしまいました。
一連の騒動の後、離島へと送り返された帆高は高校を卒業。
保護観察処分になってしまったこともあり、陽菜とは騒動以来会うことはありませんでした。
しかし、降り続く雨は自分と陽菜のせいであるとずっと心苦しく思っていた帆高は、陽菜に会うため東京に向かいます。
陽菜もきっと自分と同じような思いをしているはず…。
そして、2人は再会します。
その途端、帆高の心は晴れやかに。
陽菜を見た瞬間「どんなに世界が変わったとしても自分は陽菜と生きていく」と決めていたことを思い出すのです。
そして、2人は歩み出します…未来へ向かって…。
【天気の子】のネタバレ・「君の名は」瀧と三葉の出会いまで変えてしまった!?
「天気の子」に「君の名は。」の登場人物が出てくるということは、感想としては2つの物語が繋がっていると考えていいはず。
そうなると、ちょっと困ってしまうことが出てくるんでよね。
ネタバレとなってしまいますが、帆高が「お天気お届サービス」を手掛けるために使用したSNSに、「2021/08/11」という日付が入っていることにお気づきでしょうか。
これを元に考えると、帆高が陽菜と出会うのは「2021年の夏」ということになりますよね。
「君の名は。」の滝と三葉が四谷の階段で再会するのは、たしか2022年の春だったはず。
よくよく考えてみると、天気の子のこの時期に瀧と三葉はパラレルワールドに突入するのですから、帆高が運命に逆らい世界の形を決定的に変えてしまったとすると…。
2022年に瀧と三葉は再会できず、未来そのものもなくなってしまう…という結果になってしまいます。
個人的な感想としては、これはちょっと残念。
瀧と三葉は、できれば幸せになれると信じたいです。
【天気の子】君の名はメンバーの登場シーンを時系列で紹介すると?
さて、天気の子に出てくる「君の名は。」メンバーは総勢5人。
相変わらずのネタバレとなりますが…。
どこでどう出てくるのか、見逃さないために時系列にして簡単にまとめておきましょう。
【時系列】「君の名は。」登場メンバー
1.テッシー&サヤちん(カップル) | 帆高と陽菜がビジネスでむかった先のフリーマーケット会場にある観覧車に乗っているカップル |
2.立花瀧 | 立花富美(瀧の祖母)の家 |
3.宮水三葉 | 帆高が陽菜のプレゼントを買いに行った先の店員 |
4.宮水四葉 | 劇中終盤、晴れていく空を眺める女子高生 |
順番は上記の通りです。
さりげなく出てくるメンバーもいるのでお見逃しなく!
【天気の子】の感想と評価まとめ!
「天気の子」は「天気の子」として見ればいいのかもしれませんが、やはり「君の名は。」メンバーが出てきてしまうと三葉と瀧の未来が気になってしまうものです。
できれば、その辺もきっちり描いてほしかった…というのが本音でしょうか。
でも、その辺は気にせず「天気の子」自体を楽しむのであれば、とてもいい作品であると言わざるをえません。
中でもやはり風景の描き方が美しく感じられます。
様々な感想があるとは思いますが、個人的にはおそらく光の描き方がすばらしかったのだと思います。
たとえば、冒頭の雨雲から一筋の光がさすシーン。
一筋だけ明るく美しい光が差す様は息を飲むような美しさがあります。
また、花火のシーンであったり車のヘッドライトであったりと、様々な光が一つ一つきちんと描かれている様子は想像を絶する美しさがありました。
そして、この作品で忘れてはいけないのが雨。
雨の降り方によって描かれ方が異なり、しっかりとその情景を感じることができるのはさすがだなと。
特に今回の場合は、魚のように陽菜にまとわりついたりと「普通ではない雨」が描かれています。
一粒一粒の動きが違うその雨粒の不思議さに物語を忘れついつい見とれてしまったほどでした。
本編に関しても新海ワールド全開!という感想を持ちました。
社会や周りに押しつぶされそうになる少年少女の姿とその裏にいる大人たちの姿。
複雑に絡み合うそれぞれの立場の人物の描き方は新海監督独特のものと言わざるをえません。
登場人物の苦しみや楽しみ、たくさんの感情に共感できる作品だったと思います。
あなたの感想はいかがでしたでしょうか。
まとめ
四葉の姿は映画終盤にやってきます。
セーラー服を着ているツインテールの女の子が四葉なので見逃さないように気をつけてくださいね。
また、他にもテッシーとサヤちんが、滝や三葉も登場!
意外とすぐわかる人物もいれば、かなり注意しておかないと見逃してしまう人物もいます。
見つかるか見つからないかは、あなたの集中力にかかっているかもしれません。
頑張ってみつけてくださいね。